雨夜に焚火

いろいろ

陰陽師Øを観た

いや、思ってたよりだいぶ面白かったな〜!

こんなこと言っちゃ失礼だけどあんまり期待はしてなかったし実際心の中でツッコミ入れながら見たけど、画面作りや音楽は好みだったし人間ドラマも良かった。CGも質はともかく使い方は良かったね。

頭空っぽにして見られる平安ファンタジー映画って感じ!

 

まさとし…としまさ?さんは登場の仕方が小憎たらしい感じだったけど、愛嬌があって人情深くてとてもいいキャラだった。あの死んだ学生さんの母君の話でもらい泣きしてるとこで、あ〜この人いい人なんだな〜と。彼の表裏のない人柄によしこさんも晴明さんも心を開いたんだろうね。

(追記・ひろまささんでした)

晴明さんはクールに見えても、作中で言われてた通り、きっと両親の仇を探すために自分の感情を律して必死に事実を見極めようとしてたんだね。仇をうった今後はもっと感情豊かになったりするのかな。

黒幕は陰陽博士か?とずっと疑ってたのでそれは申し訳なかった……だってなんかちょっと思わせぶりな顔してたからてっきり…

 

よしこさんは女優さんの演じ方も含めて、すごく良かったな〜。としまささんへの叫びには胸を打たれた。

彼女が金の龍になって飛んでいくところ、今ふと思い出したけど、宇宙皇子のヒロイン?が白鳥になって飛び立つところ?になんだか似てるかも。昔ちょっと見たきりだから何もかも曖昧だけど……主人公と仲違いして飛んでいくシーンだったと思うけど、幻想的な美しさを感じて好きだった。

きれいなものが好きだから、この映画では誰かを想う心も欲望の炎も美しく描かれていて、そこが好き。

 

そしてなんと言っても主題歌!バンプの邂逅!

はあ〜すごく良かった…時代ものの作品にバンプか…本当にいいのか…?とバンプファンとしてはちょっと心配だったんだけど、まったく杞憂だったね。なぜならこれは時代ものじゃなく平安ファンタジー映画だから。

やはりファンタジーものとバンプは最高に、合う。うむ。